明日から本気出す

日々のお勉強をメモしたいです。明日からは本気出します…。

倫理学

Kahane and Savulescu (2009) The Welfarist Account of Disability

障碍の哲学の論文です。専門でやる予定はないのでとりあえずメモは雑です。細かい議論もちょっと飛ばしたし。全体の方向性としては面白いし、そうやなあとわかりみが深い。障碍でなく、差別論をがっつり扱ってる論文は、今後もうちょっとちゃんとメモとるか…

赤林・児玉ほか (2018) 入門・倫理学③

続いて第Ⅲ部はメタ倫理学です。佐藤先生の入門書を少し前に読んだはずなのですが、すっかり忘れてしまっていますね。こちらもよくまとまっているパートで、面白かったです。第Ⅳ部は政治哲学で、自分自身の専門の関係もあってある程度分かっている内容が多か…

赤林・児玉ほか (2018) 入門・倫理学②

第Ⅱ部、規範倫理学の各論です。とにかく分かりやすく整理されてあって参考になりました。 第Ⅱ部 序論(児玉聡) ー規範倫理学における理論の評価基準(マぺスとドグラツィア):①一貫性②明確さと完全さ③単純さ④倫理的直観との調和(直観が修正される場合もあ…

赤林・児玉ほか (2018) 入門・倫理学①

定番の倫理学の教科書ですが、これまで読んでいなかったので、1章ごとに気になった点を中心にまとめてみようと思います。まずは総論的位置づけの第Ⅰ部からです。 1章 倫理学の基礎(児玉聡) ー倫理学において時に直観は衝突する。この時メタ直観を用いる問…

杉本俊介 (2013) Why Be Moral?問題に対する二人称的観点からの応答 ※学会報告原稿

0. はじめに 初回は(ちょっとハードルを下げて)、学会報告の要約をすることにします。春休みにコースガードの邦訳本「義務とアイデンティティの倫理学」を読んで、あまりにも何もわからず絶望したので、少し易しめの解説論文から入って理解していこうと思…